うつ病の病初期

うつ病の病初期


抗うつ薬を飲む時に気をつけることはありますか?

医師の指示を守って、正しく服用することが大切です。

お薬は医師に決められた通りに、正しく服用してこそ十分な効果が得られ、安全性も高まります。医師の指示を守って服用し、少しでも心配なことがあれば、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

お薬の服用方法について医師や薬剤師の説明をよく聞く

お薬が処方される際、医師や薬剤師がそのお薬の特徴や服用上の注意などについて説明します。それをよく聞いて、疑問や不安な点があれば、必ず確認するようにしましょう。

お薬の効果が現れるまで、あせらない

抗うつ薬の中には、その効果が出るまでに2~3週間程度かかるものもあります。『お薬を飲んだけれど、ぜんぜんよくならない』といってあきらめてしまってはいけません。

あせらず、根気よく飲み続けることが大切です。

お薬の量が増えても心配しない

抗うつ薬は基本的には少ない量から始め、患者さん一人ひとりの症状に合わせて徐々に増やしていきます。この“増量”は、医師が効果と副作用のバランスをみながら、患者さんに合ったお薬の種類と量を決めていく作業なのです。したがって、『お薬の量が増えたのは病気が悪化したからではないか』などと不安になる必要はありません。

お薬は決められた期間は服用し続ける

自己判断で服用を中止したりすると、症状が悪化したり、かえって副作用が出たりして、うつ病をこじらせる原因になったりします。医師の指示に従って、服用し続けるようにしましょう。なお、抗うつ薬を服用し続けても、癖になったりすること(身体的依存)はありませんので、ご安心ください。

副作用はお薬の服用し始めに出ることが多い

抗うつ薬は服用を始めた最初の1~2週間に、吐き気やめまい、便秘、口の乾き、眠気、だるさなどの症状が出ることがあります。これらの症状の多くは、引き続きお薬を服用することで次第に消えていくので心配いりません。しかし、症状が強くて耐えられない時は適切な対処方法があるので、医師や薬剤師に相談してください。

うつ病の病初期